イベントリポート|知識として学ぶキリスト教 ~芸術、年間イベント、慣習から見るキリスト教文化~

2018年6月8日(木)、 HISで日本人ツーリストのアテンドガイドとしてご活躍されている、しむらみちさんを講師にお招きし、初心者からのキリスト教講座を開催しました。

ヨーロッパで生活しているけど、意外とキリスト教のことって知らないんじゃない?パンケーキデーってそもそも何だろうね??イースターはキリスト教の人にとっては一大イベントみたいだよ?!
そんな会話の中から、キリスト教ではない私たちにとっても、ヨーロッパで生活するなら知っておくと面白いのかも!ということで企画されたキリスト教講座。

キリスト教徒であれば誰でもわかるような事でも、日本でごく普通に生活していた私にとってはうやむやな事が多々ありました。
今回は何となくわかっているつもりになっていたキリスト教の宗派、牧師と神父の違い、また旅先でなんとなく訪れる教会・修道院・大聖堂・チャペルの違い、またキリスト教関連の有名絵画等々、内容盛り沢山で詳しくお話を聞くことができました。

とても有名なレオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』ですが、その表現について裏話(?)まで聞くことができ、少しでも知識を持って絵画鑑賞をすることができると、こんなに絵の見方が変わるのか!と思いました。

先生のお話しは大変興味深い上に軽快、かつとてもフレンドリーなお人柄で、参加者からは次々と質問が飛び交いました。質問ばかりで大幅に時間を超えてしまいましたが、ミサの時のマナーや冠婚葬祭時の日本との違い、先日のロイヤルウェディングのことまで話題になりとても楽しかったです。

長い歴史のあるキリスト教について、限られた時間の中で全てを知ることは不可能ですが、イギリスで生活していると身近に素晴らしい絵画が沢山ありますし、また現地校に通う子供を通してキリスト教文化に触れる機会も多々あります。
沢山学び、イギリス、ヨーロッパ生活をより充実したものにしたいですね!

文:坂本史美子