イベントリポート|ドイツの養蜂家かよこさんのはちみつ講座

ドイツにお住いで養蜂家であるメルヒャーかよこさんによる、はちみつ講座を7月2日(月)に開催しました。

はちみつを知るには、まずはミツバチを知ることからと、ミツバチについてのクイズでスタート。
「蜜を巣に運んでくる働きバチは?オス?メス?」
「働きバチが一生に作り出す蜂蜜の量は?」などなど
みんなで推測し、かよこさんからの回答を聞いて、参加者の皆さんからは、「へえー」「そうなんだぁ」「知らなかったぁ」との声が聞こえてきました。
用が済んだオスバチの運命は…なんて話もあり、笑いありの楽しいかよこさんからの解説に加え、ミツバチがどうやってはちみつを作るかという解説には、かよこさんの息子さんが描いた可愛い絵も登場したりと、和気あいあいとした雰囲気に包まれました。

次に、かよこさんのはちみつの試食がスタート。5種類のはちみつをドイツから持ってきてくださいました。種類も色も違うはちみつそれぞれの味を、皆さん真剣にご自身の好きな味を確認されていました。はちみつと一言でいっても、こんなにも違いがあるから面白いですよね。

 

試食をしながら、今度は、はちみつの効能についてのお話をしてくださいました。
風邪の予防、喉が痛いとき、傷口、美容にという話はなんとなく聞いたことはありましたが、具体的に使い方をおしえてくださり、よしやってみようと思えるものばかりでした。足の臭い防止にも役立つそうですよ。また、ビックリしたのは、PCによる疲れ目にも効くのだとか!実際に勇気ある参加者の方が体験してくださり、これもまた大盛り上がり。食べるだけではない、本当に万能なはちみつに、すっかり感心してしまいました。

そんな万能なはちみつを作ってくれるミツバチは、今、世界的にとても危機的な状態なのだとか。世界各地で突然ミツバチがいなくなったり、大量に死亡したりする現象があいついでいるそうです。それは人間による環境破壊や農薬の使用などが原因とされています。世界の作物生産の1/3以上がミツバチの受粉に依存しており、このままでは…
という問題も投げかけてくださいました。
詳しくはこちら↓(参考までに)
ミネソタ大学昆虫学部教授 マーラ・スピヴァク: ハチが消えつつある理由
http://digitalcast.jp/v/18368/

最後は質問タイム。どの国のはちみつを買うのが良い?はちみつを選ぶポイントは?など、話は尽きません。
講座が終わった後も、Himemama London初会場となるSOレストランで、美味しい和食ランチを、かよこさんと一緒に食べながら、はちみつの話に花が咲きました。SOレストランの皆様、美味しいお食事に日本らしいきめ細やかなサービス、ありがとうございました。

講座に参加してくださった皆様へ、かよこさんから、はちみつリップバーム、酒粕とはちみつのパック、はちみつレシピと、たくさんのお土産もいただきました。

ドイツからロンドンまで来てくださったかよこさん、そして、ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました。

Himemama London スタッフ 林 眞帆


≪参考≫
Melcher’s Honig 
Face Book https://www.facebook.com/melcherhonig/

SOレストラン
http://jp.sorestaurant.com/