すでにロンドンやパリ、サンフランシスコでも開催されている「キャリアBar@オンライン」。Himemama Atlantaオープン1周年の記念イベントとして5月18日(月)9:30PM (アメリカ東海岸時間)に開催された、キャリアBar@オンライン by Himemama Atlanta × 駐妻キャリア支援 CAREER MARKの様子を、皆さんにリポートしたいと思います!
今回も、ファシリテーターの駐妻キャリア支援 CAREER MARKスタッフの林眞帆さんと、駐妻の皆さんと一緒に、私も駐妻生活の真っ最中の自宅からの参加。Atlantaとの時差3時間のアメリカ西海岸にいるとは思えないほどの濃~い時間でした。
今回印象的だった点は、冒頭の自己紹介で「一言では語れないような」エピソードや想いを持つ方々が多かったこと。
自己紹介が単なるダラダラと長い話、ということではなく、
「時期や滞在した国も違う中で」
「それぞれの経験から振り返り」
「辛い経験をした自分のことも冷静に捉えて」
「課題について自分なりに考え」
「次に活かしたい気持ち」があるという共通点があり、どのお話も聞き入ってしまう内容の連続でした。
家族のアレコレと同じぐらい、意外と自分のキャリアのことを、漠然とでも考えたり悩んだりしているなら…
『【私のキャリア】について、気軽におしゃべりしよう♪』という企画が「キャリア Bar」です。
この夜のBarにご来店された、キャラクターも年齢も様々な方たちのお話から、深い気付きを得た内容を1つご紹介できればと思います。
私たち女性は、自分の都合だけで決められないことも、予想できないことも沢山起きる。だからあまり先のことだけを考え過ぎてはいけない。でもそんな境遇を悲観するだけではなく、「今できることを一生懸命にやること」。その点がいつか線になる日がくる。年齢で言うなら40代や50代頃。例えばその日に向けてどんな風に考えていくか?
もし自分が子育て中なら、子供が自立する(大学卒業など)時期は想像できる。例えば50歳の時に、自分が何にフォーカスしていたいか?そこから考えてみるのも1つの方法。
その考え方のコツとして有効なのが、意外にも「消去法」!今まで様々なことに挑戦した経験があるからこそ考えられる、「これだけはやりたくないというリストアップ」から、やれることが見えてくる場合もある。このお話に「なるほど!」と思えたのは、最初の自己紹介でこれまでのご経験を先に聞いていたのが大きいと感じます。
それぞれの経験談から人柄を感じ取り、学べるもの、それはとても奥深いと感じた瞬間です。将来、私もそういう経験を話せるように今の期間を過ごしたい、と感じました。
そしてこのキャリアBarは、「これも新しいスタートなんだ!」と強く実感した夜でした。その理由は、このBarに参加者の皆さんが持ち寄った相談について語り合う時間が足りなかったこと。お互いを理解し合う為の会話を重ね、同じ想いに気付き、その喜びを共感し合う。その時間だけでもとても濃いものになり、気付けば夜もすっかり更けていました。
この日は時間が足りなかったですが、皆さんが持ち寄った相談は
「今の自分に対して感じる物足りなさを、何を頑張ることで満たせば良いんだろう…」
「英語力を仕事で活かすことは、求められるレベルが高くて難しそう…」
「働く以外にキャリアに活かせるものって、実は何だろう…」
「駐妻に対する印象の偏りが本当に残念、このままじゃいけないと思う…」
「本帰国して復職する時に、駐在経験を活かさないままかも、それで良いのかな…」
「これからの日本はどうなるべきと、他の人は思うだろう…」
などなど、本当に幅広い!
どの相談も考え続ける度に新しい気付きがありそうな内容ばかり。これは次回の企画を早速始めたい!と私はまたワクワクしています。そしてきっと、1つの話題を一緒に考える中で、それぞれに答えが見えたり、また違った方向性で興味を持つ話題が出てきたり、そういう積み重ねの先に、想像もしなかった答えが出てきそうな予感がしています。
予想以上に盛り上がった終盤には、林さんから『計画的偶発性理論』について、ご紹介頂きました。
私自身は以前にもキャリアBarに参加しており、この理論を知っていたものの、今回は思い出す機会の大切さを実感しました。この理論が頭の片隅にあることで、自分に起きることに対して「そういえば!」と前向きさを思い出し、初めて聞いた時と違う受け止め方ができる魅力がありました。
自分のキャリアや将来について考えながら、赴任期間を終了し本帰国をした後の自分についても思い描いてみる、そういう機会は何度かあった方が良いと私は感じています。オンラインで繋がれるエリアの特徴を知ることや、駐在経験が豊富な方々の言葉からの気付き、その体験から自分自身のちょっとした気持ちの変化に注目してみるのも、自分時間の過ごし方としてオススメです。
今回の序盤には、オンラインならではの接続トラブルはあったものの、諦めず知恵を出し合って無事に皆さんと時間を過ごせたことも、貴重な体験になったことで、共有できる思い出がまた1つ増えた気がしています。今のコロナの影響に負けず、次回はトラブルなく笑い話になるのが楽しみです。
ボランティアリポーター:サンフランシスコ在住 戸田岸 舞