2019年5月の駐妻キャリア支援プロジェクト発足と同時に開講した「帰国後キャリアセミナー」も第3期を迎えました。
これまで延べ20名強の方々にご参加いただいている本セミナー。
「自分の強みや、やりたいことを明確に言語化すること」を目標に、全4回の日程で様々なワークを行っています。
今期はウィズコロナ対策で、初の試みとして全日程オンラインで開催。
第3期はアメリカ、インドより帰国された2名にご参加いただいています。
今回もお互いの自己紹介から始まりました。
帯同してすぐは、専業主婦生活となり、やりがいもなく、「ものすごく焦りを感じた」とお二人とも激しく共感し合った様子。
それでも、時間の経過とともに、「今しかできないことをやろう」「海外でやりたかったことをやろう」とポジティブにマインドセットされ、実際に行動に移していったお二人。
海外経験で得た新たな価値観や気づきを取り入れて日本でも!と思っていたけれど、先行き不透明な現状もあり、
☑「海外の働き方を見て、(ワンオぺ育児など)なぜ自分だけが犠牲になるのか?と改めて思う」
☑「ライフイベントに適した仕事に就けるのか?」
など、今後の仕事に対する”モヤモヤ感”や、自分には何ができるのか、キャリアをじっくり振り返りたいという気持ちを吐露いただきました。
キャリアコンサルタントの小橋友美さんから「キャリア」は決して仕事だけを指す言葉ではない、という考え方をレクチャーいただきました。また、「モヤモヤや焦りは混乱している状態なので、自己理解と環境理解を深めて、今の気持ちから抜け出しましょう。」「せっかくの帯同経験を生かしてライフキャリアを豊かにしていきましょう」と力強いメッセージをいただきました。
また、本セミナー受講生の「その後」として、何を軸に、どんな仕事、どんな働き方をしているのか、0期生のうち2名の帰国後の復職事例も紹介いただきました。
続いてキャリアコンサルタントの林眞帆さんをファシリテーターに迎え、今回は帯同前までに得たスキルや経験といった「できること」を見える化する作業を行いました。
参加者間のシェアだけでなく、スタッフからもじっくりフィードバックさせていただく時間に恵まれた今回。
CAREER MARK代表の三好からも「〇〇な力もお持ちですね」「活躍できる先がたくさんありそうですね」「自分で言語化して伝えてもらえると、期待や信頼感に繋がるんですよね。とっても大事です。」などと採用する側の経営者視点ならではのコメントも。
お二人とも転職活動経験もお持ちなので、理路整然とお話されているのがとても印象的でした。
お二人からはアンケートで
☑ワークを通じ、自身のこれまでの経験を言語化し、実際に人に伝えて聞いてもらうことができ、伝え方も深め、フィードバックも学びになりました。
☑家族以外の人と話す機会が少ない日々を過ごしていたため、人と話すことでこんなにも元気をもらえるのだと驚きました。
という嬉しい感想をいただきました。
3期は6/16, 6/30, 7/14と続きます。
レポート:松浦理恵