2回目の『駐在帯同期間の振り返り』に続き、
3回目のテーマは『強みを知ってPRをしよう』。
海外にいたからできることが増えた、という単純なことではありません。
身に付けたことを「どう自分で表現していくのか」ということが大事。
それができるようになるのがセミナー3回目の目的です。
今回は、アドバイザーとして、株式会社ワーク・ライフバランスでコンサルタントを務める二瓶さんにご参加いただきました。
二瓶さんは、外務省に勤めていらっしゃった経験があり、ご自身も駐在、その後駐在妻としての経験もお持ちのわたしたちの大先輩。
今は企業向け研修やコンサルティングのお仕事をされています。駐妻キャリア支援プロジェクト時代にわたしたちの活動に興味をもってくださり、0期の頃から継続的にサポートいただいています。
ワークの1つとして、「わたしができること」をもとに作った職務経歴書を参加者同士でシェアをし、
経歴書からうかがい知れたその人の強み、適職などをキャリアコンサルタントや参加者から、フィードバックしました。
キャリアコンサルタント小橋からは、面接官だったらこれを聞いてみたい、というポイントで以下のような質問をする場面も。
「これらの強みを仕事の成果として具体的にどう活かせましたか?」
まるで模擬面接のような!
この質問について考え、答えたことによって、参加者はさらに自分の強みを知ることができたようです。
わたしたちCAREER MARK スタッフも、このように自己PRについてさらに質問を重ねることで、職務経歴書からは伝わらないその人の価値観やこれまでの努力を知ることができました。
「最初の一歩が最後の一歩と思わず、これから先に自分がやりたいことに近づく一歩と捉えてみてください」
アドバイザーの二瓶さんからセミナーの最後にいただいたのがこのコメント。
これが本当にやりたいことなのだろうか?と次の一歩を大事にすればするほど決断できなくなってしまうもの。その重くなってしまった足取りを軽くしてくれるような一言でした。
数々のワークを行い、あっという間の2時間となりました。
参加者からは、
☑みなさんからたくさんフィードバックをいただけて、とてもありがたかったです。また、最後の二瓶さんのメッセージにとても勇気づけられました。私は現在30代半ば、転職はしたいけれど次の職場でずっと働き続けたい、そんないい職場はあるのかな、などと思っていましたが、次の一歩を最後の一歩と思わないでやっていきたいと思いました。
☑模擬面接のような、実際に自己PRをシェアする時間、それに対するフィードバックがあり、とても貴重な体験ができました。今はまだ子供がいませんが、妊娠中の仕事の様子や、子育てと仕事の両立など実体験を伺えてよかったです。
とコメントをいただきました!
終了後は、すでに復職をしている帰国後セミナー0期参加者とともにオンラインランチ会を行いました。会社選びの秘訣や今働いている企業との出会いなどたくさん語っていただきました。また、セミナー中では話しきれないこともたくさんコミュニケーションができ楽しいひとときとなりました。
期を超えて駐在帯同を経験した方々のご縁をつなぎ、経験をシェアしあえる場もCAREER MARKとして増やしていきたいです。
レポート:CAREER MARK 共同代表 鎌田薫