駐妻キャリア支援プロジェクト「帰国後セミナー第2期」最終回

第2期もいよいよ最終回となりました!今回もオンラインでの開催です。

「海外生活を今後にどう生かしたらいいの?」
「自分にはどんな強みがあるのだろう?」

といったモヤモヤを抱えて参加されていたみなさんも、これまでの3回を経て少しずつ見えてきたものがあると思います。 今回のゴールは「will」と「must」をより深め、自分軸を発表すること。

今回はゲストスピーカーもお招きし、新たな視点も取り入れながらのスペシャルな会となりました!
ゲストスピーカーは、保育サービス付きシェアオフィス「Maffice」を展開する株式会社オクシイ代表取締役社長の高田麻衣子さんです。

高田さん自身も、フルタイムで働きながら子育てを両立された経験を経て、子育てと仕事にゆとりと笑顔を生み出す新しい働き方を実現したいという思いから事業を立ち上げられました。
起業に至った経緯や事業内容に詳しくお話いただきました。

仕事を細かく切り取りして雇用しチーム体制をとることで、イレギュラー時のリスクも分散できる仕組みにしているとのこと。
スタッフさんとコミュニケーションを密に図る努力もされており、一人一人に対応した自分らしい働き方の創出に柔軟に向き合われています。

当プロジェクトの代表であり、LAXICの運営会社である株式会社ノヴィータ代表の三好からも
「もし自分の求める制度が現状無いのであれば、積極的に交渉してみては?」
「雇用される側も雇用する側もお互い成長していくというスタンスでやっていきたい」
と伝えられました。

「会社に交渉しようという発想自体なかった!」
との驚きの感想も挙げられました。
自分の求める環境に交渉できる会社を探し、交渉するにはやはり「自分軸」を把握することが必要になってきます

また高田さんは「駐妻の方の強みはどんなことだと思いますか?」という問いに「レジリエンス」という言葉を挙げてくださいました。
心理学の用語で「折れない心」「回復力」などという意味です。
逆境にさらされてもそれをポジティブに変換させ、適応し、復活を遂げることができる強さ、しなやかに目の前の課題を冷静にとらえる力のことを指します。
異国の地で自分、そして家族の新たなキャリアを構築していった経験がレジリエンスの構築に多いにつながっているのでは?という、駐妻の強みを言語化してもらい、一同納得でした。

締めくくりとして、いよいよ今回のゴールである「自分軸」の決意表明の時間となりました。
その一部を紹介します。

「今を楽しむ」
いつまた転勤になるかもしれない、未来が見えないことに惑わされていたと気づきました。

「しなやかに」
いつも自分の気持ちと向き合い、心の声に耳を傾けながら過ごしていきたいと思いました。

「子供に楽しんでいる背中を。そのために欲する環境を洗い出す」
まずは環境を知り、整理していくことが今やるべきことだと気づきました。

また「動く子育て支援センター」としてつなぐ場になっていきたい。という方や、フリーランスという形で日本のママたちを応援する活動をしていきたい、という方も。とても前向きな決意表明に胸が熱くなりました。

「can:できること」を確認し、
「must:今求める環境や制度など」の情報を元に
「will:やりたいこと、こうありたい姿」を実現できる場を見つけていく。

この3つのバランスをライフスタイルに合わせてしなやかに判断していくには、判断に困った時に戻ってこれる指標、すなわち「自分軸」を知ることがとても重要です。
これまでの4回のセミナーを通して見つけた「自分軸」が今後のキャリアをより豊かなものにしてくれるのではないでしょうか?

駐妻キャリア支援プロジェクトでは、海外へ行っても自分らしいキャリアを歩み続け、いつでも関わるみなさんが帰ってこられる場、そのような集まりの場をこれからも継続して作っていきたいと思います!

レポート:木村志帆

Maffice 公式ホームページ
https://www.maffice.com/