あっという間に「帰国後キャリアセミナー」4期最終回の第4回目が行われました。
最終回の前半部分はスペシャルトークイベントとなっており、今回はXTalent株式会社代表取締役の上原達也様にご登壇頂き、柔軟な働き方でキャリアを伸ばしたいママのためのトークイベントが開催されました。また、聴講されるためにアメリカから2人参加されていました。こうして海外からもイベントに参加出来ることはオンラインの強みだと感じます。
XTalent株式会社 代表取締役 上原達也様の略歴
1988年生まれ。大学ご卒業後、株式会社Speeeに入社。JapanTaxi会社に転職後、事業開発を担当され、その後、2019年7月にXTalent株式会社を設立された。また同時にXTech株式会社に入社。
XTalent株式会社では「フェアな労働市場をつくる」をミッションに掲げる。子育てとキャリアの両方にコミットすることの難しさを感じた実体験から、ワーキングペアレンツ×ハイスキル転職サービスの“withwork”を開始。更に2020年には女性社外取締役の紹介サービス“withwork executive”を立ち上げる。
withworkから紹介している会社としてはIT系スタートアップが多いとのことですが、特にIT系の方のご紹介だけというわけではないそうです。「時短でも働きやすい会社ってどういう会社?」や「新卒採用と中途採用は中身が違う」、「時短でも活躍できる人はどういう人?」、「時短やリモートワークでもコミュニケーションの取り方」、「駐妻など職歴に空白部分が生まれている人への履歴書の書き方」など、柔軟な働き方のまま力を発揮したい方のためのお話を質疑応答形式でお話頂きました。中でも気になったものを幾つかご紹介します。
☑時間制約のある人の採用市場としては、コロナの前から子育て世代の働き方が変わってきており、ハンディキャップとみなされなくなってきているように感じる。
☑その会社が向かっていく方向をちゃんと理解して、そのために貢献しよう、自分が成長して行こうと能動的に考えていける方であれば、時短かどうかは関係ない。時間があるからと長く考える人ではなく、求められる内容に対して時間内に提出できるなど、仕事の水準を見極められる人が活躍している。
☑仕事の水準を見極めるためには、やはり上司や周りの人達とのコミュニケーションや自己開示が必要だと思う。
多岐に渡る質問に対し、上原様は穏やかに、また真摯にお答え下さっていました。『なになにだから難しいなど、バイアスをかけてしまうことは日常生活において多いが、自分の思い込みだったというケースも多いので、踏み出してみると良い。』とのことでした。初の男性ゲストでしたが、女性の立場をしっかり理解されていて、でも時短勤務や仕事への在り方などは男女関係なく納得できる内容をお話頂けました。もともとは中途採用を検討している方向けではありましたが、職を得た後でも研修などでお伺いしたい話もあったりしていて、内容の濃い1時間強のトークイベントでした。
https://laxic.me/column/2020/12/c_0_8
トークイベントの熱気冷めやらぬ中、後半部分は、4期全てのセミナーのまとめとなります。
キャリアコンサルタントの林さんから、『結局、自分がどうありたいのか、自分がどうしたいのか、が重要なのかなと思う』ということから、自分にとっての『自分軸』を考えてみて、紙に書いて発表してみました。セミナー4回に渡り、自分とは?を深く掘り下げていったお二人らしい『自分軸』が発表されていました。
最後に、面接の練習をしてセミナー終了となりました。セミナー4回通じて、参加者の方はずっと手や口を動かしていました。オンラインかリアルで会っているかは関係なく、ご自分のキャリアを深く考えることが出来たのではないかと思います。また、参加している運営スタッフの様々な立場からのフィードバックを受けることで、次第にまとまった形が出来上がっていったように感じました。
この後、セミナー4回通じて参加していた2人のキャリアコンサルタントから、参加者の方への『強みレポート』が送付されるそうです。
後日、「この4回のセミナーを通して最も得られたもの・こと」についてお二人から頂いたコメントを抜粋させて頂きます。
☑ 強みの洗い出し、企業側へのアピールの仕方、自分の気持ちや嗜好・価値観の把握、今現在働く女性と接する時間を得ることができた。
☑働いてない時も働いていている時でも、自分のが持っている『強み』は変わらないということ。それを知ることができたこと。
参加者ではありませんでしたが、私にとっても自分を振り返るきっかけとなり、色々考えさせて頂いたセミナーとなりました。ありがとうございました。
4期は、これにて終了です。5期(2/2,2/16,3/2,3/16)は来年1月から募集開始予定です。
ご興味がある方、是非ご検討下さい。
レポート:0期生 二村有貴子