イベントリポート|2019.11.30 パパママの子育てセミナー

穏やかなお天気のなか、2019年ラストとなるひめまま世田谷イベント「パパママ子育てセミナー」が開催されました。

今回はパパさんたちも含め27名様に参加いただきました。

『世界で通用する最強の子育て』の著者:藤村正憲さんによる自らの子育ての経験から学んだことについてお話しいただきました。

日本の教育や子育てが良い悪いではなく、私は2002年から中国、東南アジアへ、そして2015年からオランダへ行って子育てというものに衝撃を受け、自分自身が大きく変化したのだとおっしゃる藤村さん。

息子さんの子育てを通じて気づいたこと。
オランダでは人として平等であるという考えのもと社会が成り立っている。
立場や肩書きや上下関係ではなく人としてフラットで忖度がない付き合いである。
オランダの子供たちは、4歳頃からすでに「自分は〜したい」とはっきり意思表示し、言える人間になっている。
それには、自分の意思を伝えられる環境があり、子供が何をしたいのか?を大人がちゃんと聞いてくれる社会になっているから。

オランダでは誰でも学校をつくることができるのだそうです。
それは、誰もがチャレンジできる環境にあるということ。

夏休みに藤村さんが息子さんと日本に来た時に、オランダと日本の違いを聞いてみたら、
「日本を歩いている人たちはみんな同じに見える。オランダはすべての人が自分がやりたいことをやっている国だと思う。」とあったそうだ。

日本は「こうあるべきだ」の考えで社会が成り立っているところがあるため、自分の意思をはっきり表現しにくい環境にある。

日本の多くの子供たちは、自分の人生はこうしたい!こうありたい!が言えるだろうか?

自分が常に何をしたいか、やりたいことを受け止めてくれる環境を自分たちの子育ての中につくってほしい。

日本の富裕層や成功されている方は皆さん一番家族内のコミュニケーションづくりに力を入れています。
リアルタイムでどんな風になりたいか?何を考えているか?常に家族でシェアされています。

夫婦関係においても、お互いに認め合うこと。相手がダメなところを見るのではなく、自分の味方である家族のことを思いやる。
さらに成功者からの気付きには、夫は妻に毎日愛していると伝え、スキンシップをとる。子供より夫婦関係を優先している。

これからは、ルールを守ることよりも、自分で考えて行動することが重要視されるようになっていく時代となる。

できるだけ自分と違う価値観の人と親が接して、相手を尊重し、自分の意見を押し付けることなく、かつ自分の意見も言える姿勢を親から子供へ見せていくこと。

良い父親、良い母親という価値観ではなく、親はこうあるべき、にとらわれないで自由な子育てを楽しむこと。

子供にとって一番良いのは親が子育てを楽しむこと。子育てが辛くなりすぎないようもっと楽に子育てを考えていってほしいといただきました。

質疑応答では、パパさんからの積極的な質問ばかりでスタッフ側も驚きでした。ご夫婦で子育てに取り組む姿勢なんだなと。

日本と海外との考え方の違い、環境の違いを踏まえて、参加した皆さんの子育てに大いに役立つ情報となりました。

第2部では、マニュライフ生命の足立さんから「教育費は貯めるから増やす時代へ」のお話をいただきました。

教育費の準備のポイントは2つ。
①パパママが考える教育方針
②目標金額を考える
そして教育費だけでなく、三大出費の残り2つである住宅費用と老後資金を同時に考えるです。
もし子供を留学させたいなら、総額費用でマレーシアで400〜500万円、アメリカで2,000〜3,500万円かかるとのこと。
具体的に、外資のドル建の学資保険、児童手当や控除を貯蓄を上手に使うこと。
のワンポイントアドバイスをいただきました。数ある保険の中から、期間に合わせて商品を選び、必要な分だけ準備できるようにしていくことが大切になってきます。
アンケートからも教育費についてはとても関心が高かったです。

今回のセミナーを通じて、自分にも小学生の子供が2人いてるのでとても考えさせられました。
いま自分の子育てのスタンスはどうあるのか?子供たちの成長にどう影響しているのか?立ち止まり、振り返る良い機会となりました。

親が子供に望むことがあるなら、親はそのことを自らが実践して示していく。
子供が望むことを育む環境づくりに夫婦で理解し合い徹しようと決意するのでした。

今年はひめまま世田谷がキックオフし、たくさんのママさんたちに交流をいただきました。ありがとうございました。
来年度もさらにパワーアップして楽しい、そしてママさんたちのやりたいこと始めていくきっかけづくりのサポートをさせていただけたらなと考えています。
今後もどうぞよろしくお願いします。

ひめまま世田谷でときにはママを脱却して、楽しんでいきましょう!

文:Himemama世田谷 渡邉志帆